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自分を痛めつけるのではなく優しくケアする

ダメ営業マン時代のストレス解消方法といえば、 “アルコール” だった。 仕事が終われば毎晩晩酌。 それも深夜の2時3時まで。 確かにストレス解消にはなったが、それ以上にダメージが残ったものだ。 これでは翌日いい仕事が出来るはずもない。 私はその他にも “自分を痛めつける行為” をしていた。 例えば自分対して 《なにをやってもうまく行くはずもない・・・》 などと自己否定する。 人から言われてもダメージを受けるが、それ以上に自分から言われればもっと痛いものだ。 また、 “やれば絶対に自分のためなること” を先延ばしにしていた。 というか、そのままやらなかったことも多い。 体を痛めつけ、自分を否定し、成長のチャンスも与えない。 これではいくらダメ営業マンの私でも可哀そう過ぎる。 そうではなく ・体にいい事をする ・自分に対して「やればできるぞ」と声をかける ・成長のためのチャンスを与える と逆のことをしていたらどうだろう? もっと早くあのダメな状態から抜け出せた。 自分を痛めつけるのではなく優しくケアあげる。 そうすれば必ず恩を返してくれます。

 

会話はいつ誰に聞かれるか分からない

先日、講師仲間と話をしていた時のこと。 こんなあるある話をしていた。 仲間「先週の研修でエレベーターに乗っていたら、参加する営業マンが“今日の研修ダルイなぁ”と話していましてね」 私「そう言うことってあります」 仲間「あれはカチンときますよ」 私「確かにいい気分ではありませんね」 私も何度か経験したことがある。 先日もトイレで営業マン二人が 「なんで月末に研修なんだよ。聞く気しねぇ」 などと話していた。 これは結構きつかった。 どのタイミングで個室から出ていいか迷ったし・・・ 会話というのは “いつどこでだれが聞いているか分からない” ものだ。 ランチを食べていた時のこと。 隣は4人組のビジネスマンだった。 料理がくるまでの間、 「あの上司最低だよな」 といった陰口をたたいていた。 さらには 「うちの会社の評価システムはどうかしている。あれじゃ誰もやる気出ないよ」 と会社批判をしていた。 なにげなくそのビジネスマンを見ると胸ポケットに “社名が書いてあるカード” をつけていた。 結構有名なメーカーだ。 会社の看板をつけての会社批判はいただけない。 おそらく “誰かに聞かれている” といった感覚が無いのだろう。 いつどこで誰が聞いているか分からないもの。 発言には十分気をつけましょう。

 

学びと行動のバランスが取れているか?

今年は多くの方から個人コンサルティングのご依頼を頂いた。 本当にありがたいこと。 研修や講演でも営業マンにお会いできるが、 “マンツーマン” はやはり違う。 深く話ができる。 苦戦している営業マンで “勉強し過ぎで行動していない人” というタイプの人もいる。 コンサルの他にいろいろなセミナーに参加したり、教材で勉強したりと。 勉強するのはいいこと。 しかし、明らかに 《実戦が足りてないなぁ》 と感じる。 これではなかなか結果は出てこない。 また、このタイプと逆のケースの人もいる。 話をしていて 《ほとんど勉強していないなぁ》 と感じる。 怠惰ではなく本当に忙しくてそれどころではない。 とくにプレマネにこういった人は多い。 時短について学べば違ってくるのだが、 「いやぁ〜そんな時間があったら書類の処理をしますよ」 という。 こういった人もまた苦戦している。 “学びと行動のバランス” を取ることが非常に重要。 結果を出している人はこのバランスが絶妙なのだ。 時々、どちらかに偏っていないか? 一度チェックしてみてください。

 

コンディションを最良にすれば営業もうまくいく

電源が入らないと致命傷になる。 スマホに不満は無かったが交換することにした。 以前購入したのは2年ほど前。 それほど機能的には変わっていなかった。 しかし、処理スピードと電池残量は上がっている。 ツールの機能が上がると使う頻度も高くなる。 今までの何倍も情報を得るようになった。 つくづく 《最新のものに交換して良かった》 と思う。 これは人にも例えることができると感じた。 まず調子の悪い状態だとする。 “寝不足、二日酔い” もしくは “悩みを抱えている” 状態では 《何かに積極的に挑戦しよう》 などとは思えない。 “必要最低限の仕事” をやるのが精いっぱいだろう。 その逆で体調が良く悩みも少ない状態だとする。 そんな時は 《よっし!今日は○○をやってみるか》 と積極的に行動できるもの。 同じ自分でもずいぶんと違いが出る。 最新のスマホ、とまではいかなくても “いい状態にしておく” ことは大切。 いい状態にしておけば営業活動もきっとうまく行きます。

 

必要ない考え方、思考はスパッと捨てる

仕事場まわりにはどうしても資料が集まる。 気がついた時には 《片づけたばかりなのに、もうこんなに散らかっている・・・》 といった状態になってしまう。 そういった経験をしている方もいるだろう。 いまさらだが、 “断捨離系” もしくは “ミニマリスト系” の本を読んでいる。 そこには、言い方は違うが “感謝して捨てる” もしくは “捨てることに罪悪感を持たない” といった事が書いてある。 確かに要らないものをいつもまでも持っていても仕方がない。 思い出の品も感謝して捨てたほうがいい。 そうすることで物が減り身の回りがすっきりする。 これは物ではなく考え方でも言えるのでは? と思った。 私自身、時々ぼぉ〜と “何のメリットもないゴミみたいなこと” を考えてしまう時がある。 きっかけはいろいろだが、気づくとネガティブに。 こういった考え、思考はスパッと手放した方がいいに決まっている。 必要ないものやゴミを捨てるのに罪悪感を持つ必要はない。 それと同じように、 《この考え方はもういい》 と手放してしまう。 必要ない考え方、思考はスパッと捨ててしまいましょう。

 

ルーティーンも朝から昼にすれば消えてしまう

1年以上前のブログにて 「朝しか習慣化は成功しない」 http://plaza.rakuten.co.jp/tuki1/diary/201507110000/ といった話をした。 最近これを痛感したことがあった。 以前より、体の柔軟性を高めるために “オリジナルのストレッチ” を続けていた。 これを朝5分程度やっていた。 たった5分であっても体の柔軟性は高まるもの。 これはソフトボールのゴロをキャッチする際、実感していた。 ここ1ヵ月で “違うルーティーン” をするようになった。 ストレッチは別の時間帯へ。 その時は 《まあ、5分程度だしどこかで出来るだろう》 と思っていた。 しかし、その5分を取るのが難しい。 気がついた時には夜になり、 《今日はいいや》 と止めてしまう。 また、時間が空いたとしても昼間だとやる気がしない。 そのうちに 《ストレッチなどしなくても影響ない》 と思うようになっていた。 それからしばらくして試合でゴロをキャッチした際、 “ゴリッ” と軽く音がして腰を痛めた。 ストレッチをしていれば全く問題なかっただろう。 これは仕事でも言える。 主要な習慣を昼間に移動するはおススメしない。 “これは!” という習慣は必ず朝にしましょう。

 

細かい部分を修正すれば再び好調に波に乗れる

昨日のブログでは 「漢字が思い出せないのは歳を取ったからではない」 といった話をした。 意外にも反響が多く 「いやぁ〜確かにそうですね」 といったメッセージを直接頂いた。 ちょっとした油断が1つ1つ積み重なり退化する。 これは営業活動でも言える。 個人コンサルティングをしていると、営業マンが突然 「あぁ、それをしていませんでしたね」 と言い出すことがある。 “好調時にやっていたこと” をちょっとした油断から止めてしまっている・・・ なんてこともよくあるのだ。 先日お会いした営業マンは突如としてスランプになった。 毎月契約が取れていていたのにもかかわらず、ここに来て 「4ヵ月ゼロが続いています」 と言っていた。 30分ほど営業活動についてヒアリングした結果、 “ハガキを出していない” ということ “名刺をご主人にしか渡さなくなった” という2点を発見した。 以前はお客様が来店後、ハガキを出していた。 しかし、ハガキを切らしたタイミングで “1回目のお役立ち情報の挨拶文を加工して対応した” という。 やはり、来場お礼と 「3日後にお役立ち情報が届きます」 といったハガキの役割は大きい。 すぐに修正を提案した。 また名刺についても次の接客が元に戻すようにと約束した。 こういった “つい、やらなくなったこと” は無いだろうか? こういった細かいことを発見し修正することで好調の波に再び乗れるようになるものです。

 

漢字が思い出せないのは歳を取ったからではない

10歳ほど年上のコンサルの先輩にお会いした時のこと。 こんな話をしていた。 先輩「最近、漢字を覚えられるようになってね」 私「何かトレーニングをしているのですか?」 先輩「トレーニングじゃなくて、漢字を書くように意識しているだけだよ」 私「意識して漢字を書くってことですか?」 先輩「そう、面倒でも調べて書くといいよ」 私自身も 《年々漢字が書けなくなってきたなぁ》 と感じている。 その理由として 《パソコンで文章を書くから》 もしくは、単純に 《歳を取ったし・・・》 などと思っていた。 先輩はつくづく 「ついつい面倒でひらがなやカタカナで書くからだんだん漢字が書けなくなっていくんだ」 と言っていた。 これはよく分かる。 やはり面倒でも “意識して漢字で書く” 方がいい。 こういった習慣が積み重なれば覚えられる。 また先輩は 「意識して書くようになってから字もうまく書けるようになった」 と言っていた。 これも同じ理屈で “適当に書く” 習慣が続けば字がうまい人だって、徐々に下手になっていく。 逆にうまく書こうと意識していればうまくなるものだ。 漢字が思い出せなくなったのは脳の衰えではない。 《ひらがなでいいや》 というちょっとしたゆるみが徐々に効いていているだけ。 私もこれから意識して漢字を書くようにしたいと思います。

 

マナー講師でもマナーは出来ていない

少し前のブログで 「コミュニケーションのプロでもコミュ能は低い」 といった話をした。 教えている人が出来ていない・・・ こういったケースも少なくない。 以前、私のセミナーに参加していた方のこと。 その方は前髪だけ茶色に染めていた。 パッと見で 《音楽家かアート関係の人かな》 という感じがした。 しかし、名刺交換をすると “営業研修などお任せください” と書いてあった。 どうやら同業のようだった。 さすがに気になって 「どのような研修をされているのですか?」 と質問すると、 「主にビジネスマナーをしています」 と言っていた。 驚いたが、それを隠しながら 「マナーは大切ですかねからね」 と話をあわせた。 どう見ても仕事を頼もうとは思えなかった。 私の知り合いのマナー講師はビシッとしていてカッコイイ。 立ち姿を見ただけで 《話を聞いてみたいな》 と思える。 パッと見で 《うぁ〜キツイな》 と思われるのと 《ぜひ話を聞いてみたい》 と思われるのでは雲泥の差になる。 これは営業でも同じこと。 ノウハウもそうですが、見た目も非常に大切です。

 

解約したお客様への営業レター

雑誌社からの研修依頼でのこと。 その会社は法人を訪問し業界誌の契約を取ってくる。 といった営業をしていた。 研修が終わり、懇親会でのこと。 その会社のトップ営業マンを紹介して頂いた。 最近あらためて思うのだが、 “他業界のトップ営業マン” から学ぶことは多い。 その営業の方からこんな話を聞いた。 営業「実は私も以前から営業レターを活用していまして」 私「そうでしたか。どんな感じで使っているのですか?」 営業「定期購読を解約してきたお客様に対して使っています」 私「解約されたお客様にですか?」 営業「ええ、2〜3ヵ月に一度くらい情報のダイジェスト版を作成して送っています」 営業レターをアプローチに使う人は多い。 しかし、今回のように “解約後にレターを送る” 営業マンは少ない。 営業「送っていると購読を復活させてくれる会社も出てくるんですよ」 私「そうでしょうね」 営業「実はこの数字で随分と助かっているんですよ」 解約した後は確かに直接のアプローチはしんどい。 営業マンもきついし、こられた方も気まずい。 しかし、レターであれば問題ない。 ダイジェスト版を送ることで 《解約してもまだこんなの送ってくれるんだ》 とこう印象を持つ。 解約したらそれっきり、 という営業マンが多い中、こういった営業マンは一目おれる。 多業界ではいろいろなヒントがある。 また一つ勉強になりました。

 

諦めなければ逆転のチャンスは必ずある

昨日のブログでは 「どんな状況だとしても今できることに集中する」 という話をした。 アウェイの講演でも諦めなければ逆転のチャンスはある。 これは接客においても言えること。 接客をしていれば 《このお客様は取りつく島もないよ》 といったお客様に遭遇する。 何を言っても無視されるパターンもある。 私も何度もこういったお客様と出会った。 2回も無視されれば心が折れるもの。 ダメ営業マン時代は 《早く帰ってくれないかなぁ・・・》 などと思いながら、お客様の後を着いて行ったものだった。 無駄だと思い、アンケートすらお願いしないことも。 どんなお客様との出会いも無駄にしてはならない。 1件のお客様が入店するまでに驚くほどのコストもかかっている。 お金だけの問題ではないが、縁は大切にした方がいい。 こんな時はまずは “少し間を取る” もしくは何か言い訳をして “姿を一度消す” などと悪い空気を断ち切る。 それから再度アタックしてもいい。 また、売込みを徹底的になくし 「こちらは悪い例として参考にしてください」 と別の切り口で投げかけてみる。 おススメしないトークも効果的だ。 何かのトークがヒットして突然 「実は土地だけは決まったんですよ」 などと言いだすことも。 こういった経験を何度かしたことがある。 とにかく最後まで諦めなければチャンスはある。 どんなお客様だとしても出会ったのは何かの縁。 今自分にできることに集中しましょう。

 

アウェイだとしても今できることに集中する

ある講演のこと。 その会社は主に保険や金融商品を扱っている。 住宅営業以外の場合、アウェイになるケースも少なくない。 危険な感じがしたので先手を打ことに。 私は担当者の方に 「こちらの本を読んで予習して頂くようにお伝えください」 と連絡をしておいた。 営業レターの全体像が頭に入っていれば 《このツールは必要だ》 と思ってくれる人も増える。 そして講演になり、 「この本で予習して頂いた方はどのくらいいますか?」 と質問したが、ほぼ手を上げない。 《これはキツイぞ・・・》 と思いながら話を進めた。 案の定、参加者の反応は良くなく、完全にアウェイだった。 いつもなら心が折れているところだが、その時は 《今できることに集中しよう》 と最後まで頑張った。 普段ならば名刺交換をして頂く方がいる。 しかし、その講演ではゼロ。 非常に虚しい感じで終わった。 まあ、こんな時もある。 それからしばらくしてのこと。 その会社から 「先日の講演の評判が良くて、ぜひ続編もお願いします」 という連絡が入った。 これには正直驚いた。 この連絡で救われた感じがしたのだ。 どんな状況だとしても今できることに集中する。 最後まであきらめなければ、大逆転も起こるものです。

 

店長面談を無駄に恐れていた私

ダメ営業マン時代のこと。 毎日イヤイヤ仕事をしていたが、その中でもとくに嫌な日があった。 それは月初めの “店長との面談” だった。 月末は何とかしようと頑張る。 また店長も忙しく私たちに構っている暇がない。 しかし、新しい月になると時間的に余裕が出てくる。 そうなるとゼロ営業マンの個人面談が始まる。 それを何日も前から恐れていたものだった。 個人面談の前日、後輩とランチを食べていた。 私「はぁ〜、明日の午前中、店長との面談だよ」 後輩「自分は午後からです」 私「気が重いよなぁ・・・」 後輩「そうですか?」 私「そうですかって、全然気にしていないみたいだな」 後輩「だって、言われるだけでしょ。そんなの楽勝ですよ」 後輩は元体育会系。 試合でミスすれば監督や先輩のしごきが待っている。 昔だったから許されたのだろうが。 後輩は平然と 「言われるくらいだったら屁でもないですよ」 と言っていたのだ。 言われてみれば後輩の言う通り。 そこで私は起こりうるデメリットをリストアップした。 そこで分かったのは 《別にビビることではない》 ということ。 居直ると言っているわけではない。 店長のアドバイスをよく聞いて、 “明日からの営業活動に役立てればいい” だけだった。 それを理解した瞬間、無駄に恐れることは無くなった。 《あれはキツイなぁ》 ということがあるとする。 それは本当に恐れることなのだろうか? リストアップして整理すれば 《あれ?意外にたいしたことないぞ》 と気づくこともよくあります。

 

ハードに攻めれば敵を作ってしまう

新聞販売店での研修でのこと。 昔と違い、なかなか玄関は開かなくなってきている。 今は新聞店でも営業レターを活用している会社もある。 やり方は住宅とは違うが。 まずは前ふりで “自己紹介文” を投函する。 その自己紹介文の最後に “3日後にご挨拶させて頂きます” と予告する。 これだけで玄関を開けてくれる人が3倍以上増える。 そこに参加していた社長さんと話をした。 営業レターについてこんな話をしてくれた。 社長「2年ほど前から直接訪問やテレアポではなくレターで接触するようにしています」 私「そうなんですね」 社長「はじめこそ苦戦しましたが、今はじわじわと数字が伸びてきていますよ」 私「それはよかったです」 社長「うちは前までテレアポでの営業が多かったのですが、副作用が多くてね」 私「副作用と言いますと?」 社長「契約も取れるのですが、“こんな電話をかけてくるなら絶対に新聞は取らない!”というお客様を作っちゃうんですよ」 これはよく分かる。 私もテレアポをしたことで何人のお客様のチャンスを潰したか分からない。 しかもほとんどリターン無し。 訪問やテレアポなどハードに攻めればある程度契約は取れる。 しかし、それ以上に 《絶対にこの会社とは関わりたくない》 というお客様を作ってしまうもの。 これでは中長期的にみて、いい事はない。 営業レターで “お客様が本当に必要としている情報” を提供することで、ジワジワだが効いてくる。 長い目で見ればこちらの方が業績は上がります。

 

成績のいい店員はついでにもう1つ売る

家電店の店長とお会いした時のこと。 このような話をしてくれた。 店長「トップ店員と普通の店員の差はなんだと思いますか?」 私「接客の上手さですとかクロージング力でしょうか」 店長「もちろんそれもあります。それよりもっと単純なんです」 私「と言いますと?」 店長「成績のいい店員はついでにもう1つ売るんですよ」 私「なるほど」 この話を聞いて深くうなずいた。 先日、私は玄米用の小型の電気ジャーを買いにいった。 そこでの店員さんは丁寧に対応してくれた。 しかし、それだけ。 実は私は他にも買いたいものがあった。 もしあの時 「もし他に必要なものがありましたら通常よりサービスさせて頂きます」 と言ってきたら、間違いなくその誘いに乗っただろう。 その一言が “トップ営業マンになるか普通の営業マンのままか” の分かれ道になったりする。 これはリフォームのマネージャーからも聞いた事がある。 成績のいい営業マンは 「外壁の塗り替えをするのでしたら、この際雪止めも設置したらいかがでしょうか?」 と提案する。 確かに足場がかかっているうちにやっておいた方がいい。 こういった一言で売り上げも上がるし、お客様も喜ぶ。 お客様にプラスアルファの提案をする。 そういった営業マンや店員は少ない。 ぜひお客様のニーズを引き出す営業マンになってください。

 

最悪のお客様とのやり取りにおいて得たもの

あるお客様と商談していた時のこと。 そのお客様は競合が多かった。 商談していて 《まあ、よくて3〜4番手だろう》 という感じだった。 そのお客様は “おたくも検討してあげている” といった感じで接してくる。 他に商談できるお客様がいれば付き合っていないお客様だった。 ある日のこと。 そのお客様から 「明日までに解体と外構工事の費用を含めた見積くれる?」 といった電話がかかってきた。 建物本体の見積書は1日で作成できるが、解体、外構までとなるとキツイ。 私が難色を示すと 「だったらもういいから」 と言い出す。 仕方がなく承諾した。 何とか間に合わせて見積を持って行くと 「はい、どうも」 と言っておしまい。 非常に虚しくなったものだった。 その後もこのような扱いを受けたあげく 「もうその資料いらないよ。A社に決めたから」 と感謝もされず、あっさり断られた。 さすがにはらわたが煮えくり返るほど頭にきた。 その後のこと。 私は1つの事実に気がついた。 それは “仕事の処理スピードが上がっている” ということ。 今回のお客様のやり取りに置いて仕事のスピードが格段に上がったのだった。 使わるだけ使われて敗戦・・・ そんな目にあうこともある。 しかし、こんなひどい経験も無駄にはならない。 そう考えるだけでもすいぶん気分的に楽になります。

 

気分を上げたいなら“いい事”を重ねる

昨日のブログでは 「紹介は小さなことの積み重ねから生まれる」 といった話をした。 1つ1つを積み上げていき “10→11” になった瞬間に紹介が生まれる。 必殺トークではなく積み上げが非常に大切。 これは気分にも似ていると感じた。 仕事をしていて 《今日はダメな日だ・・・》 と思うことがある。 こんな時、 《栄養ドリンクでも飲んで一発で盛り上げよう!》 と思っても難しい。 そんなことをしても、一瞬気持ちが上がり一瞬で下がっていく。 そんな時は “いい事を重ねる” ようにしている。 1つ1つは些細なことでいい。 ・ちょっと高い水を買って飲む ・1分ストレッチをする ・好きな言葉を口に出して読む ・音声CDを聞く などなど。 仕事でも ・気になっていたメールを返す ・デスクトップを整理する など、ちょっとでもいい事を重ねていく。 するとある瞬間から 《あれ?ずいぶん気分が上がってきたぞ》 と思える。 気分を上げたい時はいい事を重ねてみる。 1つ1つはたいしたことなくても積み重なればかなりのパワーを生み出します。

 

紹介は小さなことの積み重ねから生まれる

住宅のトップ営業マンとお会いした時のこと。 その方の契約のほとんどは紹介。 住宅はなかなか紹介が出ないもの。 にも関わらず契約の8割が紹介からというから凄い。 その秘訣を聞いてみた。 私「契約のほとんどが紹介ということですが何か秘訣はありますか?」 営業「よく聞かれるのですが、秘訣といった秘訣は無いんです」 私「では、心がけていることや気にかけているポイントはありますか?」 営業「ポイントと言えるか分かりませんが1つ1つを丁寧にすることですね」 私「丁寧にですか?」 営業「はい、地鎮祭にしても上棟式にしても思い出に残るよう心がけています」 例えば、地鎮祭に関してはお子さんに対して、簡単な “地鎮祭の紙芝居” をするという。 そうすることで式の意味を理解する。 これは面白い。 また 「実は大人にも好評なんですよ」 と言っていた。 地鎮祭の意味を正確に理解している大人も少ない。 概略でも理解していれば式への思い入れが深くなる。 その営業マンは 「こういった1つ1つの小さい積み重ねがポイントなんです」 と言っていた。 これは保険のトップ営業マンも同じ話をしていた。 紹介をもらう方は一発で何とかしようとするのではなく、 “1つ1つわずかな違い” を積み上げている。 紹介こそコツコツを積み上げるのが大切です。

 

いい話を伝えず後悔した商談

あるお客様との商談していた時のこと。 5社程度、競合があったが “工期重視” ということで2社に絞られた。 私自身、競合に強い方ではなかった。 しかし、このお客様は 《いけるのでは》 という感触があった。 商談は最終段階に進み、見積書を提出。 お客様は 「前向きに検討します」 とのことだった。 その結果を上司に報告すると 「それはマズいな、何とかしないと」 と慌てだす。 上司はさらなる好条件のために取締役に相談に行った。 建築場所もいいということでさらなる好条件の許しが出た。 それから3日後。 タイミングを計りお客様に電話すると 「いやぁ〜昨日A社と契約しちゃったんだよね」 と言われてしまった。 「好条件があるのですが」 と粘ったが、 「もう決めたことなので、ごめんなさいね」 と取りつく島もなかった。 この商談の敗因は2つ。 1つは見積を出した時点で返事をもらえるようにしなかったこと。 そしてもう1つは好条件が出た時点で 「詳しくはお会いした時に話しますが、いい話があります」 と1本の電話をしておけばよかったということ。 そうすればお客様はA社に決める前に 「菊原さんの話ももう一回聞いておくか」 となった可能性も高い。 いい条件を出す前に負けるのは悔しいこと。 前ふりだけでもしておけばよかった、と後悔した商談でした。

 

異次元の営業マンから刺激を受けた出来事

結果が出始めた時のこと。 初めて表彰式に呼ばれた際、 “全国のトップ営業マン” の方々と直接お会いすることができた。 紙面でしか知らなかった時は 《どこか別の世界の人だろう》 と思っていた。 しかし、実際お会いしてみるとそれほどかけ離れている感じではない。 話をすれば 《自分とそんなに変わらないのでは》 という感じさえした。 それからは毎回表彰式に出席するようになった。 いつの間にか 《俺も階段を上ったなぁ》 などとちょっとうぬぼれることもあった。 このようにセルフイメージが上がって行った時のこと。 あるトップ営業マンと話をした。 営業「この前、オーナーのお客様を呼んでパーティーをしてみてね」 私「何人くらいですか?」 営業「そうだなぁ100人は超えていたかな」 私「100人ですか!凄い人数ですね」 営業「いいホテルにしたので、まあまあお金がかかったよ」 私「それって自腹ですか!?」 営業「そうだよ。当たり前だろ」 オーナーさんを100人集めるのも凄いが、その費用を自分で出すというのもまた凄い。 話を聞きながら 《次元が違いすぎる・・・》 と圧倒された。 この方と話して 《まだまだうぬぼれるレベルではない》 と思い直し、自分の方法で努力することにした。 トップ営業マンを見て 《自分とそんなに変わらないんだ》 と思うことも大切。 ただ、時には 《まだまだこんな上のレベルがあるんだ》 と実感することもまた大切です。

 

継続にはテクニカルとメンタルの両方必要

個人コンサルティングをしていた時のこと。 その営業は 「どうしても途中で続かなくなってしまいます」 という悩みを持っていた。 継続の本を読んだり、そういったセミナーに参加したり、 と努力はしている。 しかしながらどんなことでも続かないという。 そこで私は ・毎日行う ・時間を決める ・やる量を減らす ・やるべきことを書いて貼る などのテクニカルなアドバイスをした。 アドバイスをしたものの、営業マンは “それなら知っています” という感じだった。 話をしていて 《何か別のことに引っかかっているのだろうな》 と感じた。 話をしている中で、気になったことがある。 それはその営業マンが 《自分は他の人とは違う》 といったイメージを持っていたこと。 確かに勉強熱心であるし、意識は高い方だと思う。 でなければ遠くから群馬県までコンサルを受けに来ることはない。 そこで私の例をご紹介した。 私自身も営業センスが無いながらも 《もしかしたら一瞬でお客様の心をつかむスーパー営業マンになれるのでは》 という淡い期待を抱いていた。 しかし、何年経ってもそうはなれなかった。 むしろ経験を積んでいくほどダメになっていったのだ。 30歳を目の前にして 《自分はスーパー営業マンにはなれない》 と心底実感した。 だからこそ “営業レターの継続” に進めたのだ。 この話をしたことで営業マンはある程度納得してくれたようだった。 続かない人は心のどこかで 《自分には特別な才能があるからそんなことをしなくてもいい》 という思いが潜んでいる場合がある。 継続はテクニカルな部分とメンタルを変える必要がある。 続かない方はどちらか欠けていないか、一度考えてみてください。

 

「気を落とさないようにしてください」とは言わない

ダメ営業マン時代のこと。 苦手な後輩がいた。 彼は頭のいいタイプ。 しかし、成績はイマイチ。 訪問活動が正しいとは言えないが、彼は 「あんなこと真面目にやっても意味ありませんよ」 とはじめからこバカにしていた。 その後輩は仕事をしないが、人の商談に首を突っ込むのは好き。 とくに “劣勢になった商談” は大好物だった。 私も人のことは言えないが・・・ あるお客様との商談で私は劣勢に立たされていた。 こういった時は彼はいろいろと意見を出してくれる。 役に立つこともあった。 しかし、残念ながら敗戦に終わった。 その電話を切った後、後輩は 「残念でしたね。気を落とさないようにしてください・・・」 と言ってきた。 人から “気を落とさないようにしてください” と言われると余計に落ち込む。 しばらくガックリ落ち込んだものだ。 こういった一言を囁く人はどうも好かない。 一方、逆の言葉を言ってくれる人もいる。 敗戦をしたときに 「また次もありますよ。頑張りましょう!」 と前を向くための言葉を掛けてくれる。 こちらの方がずいぶんと勇気づけられるものだ。 人に対して勇気づけられる言葉を使うようにする。 その方が人からも好かれ、自分にもいい影響があるものです。

 

仕事が楽しみならば人生は楽園だ

新幹線に乗ろうと駅にいた時のこと。 後から 「あれ、菊原さん?」 と声をかけられた。 振り返るとそれは営業マン時代の後輩だった。 10年以上経つが印象はほぼ変わっていなかった。 新幹線の時間まで時間があったので話をした。 後輩は住宅営業を辞め別の仕事をしているという。 話を聞けば別の営業職で 「まあまあ上位にいるんですよ」 と言っていた。 転職先でうまく行っているかどうかは聞かなくとも分かっていた。 聞く前から 《奴だったら絶対にうまく行っている》 と確信していた。 その理由はたった1つ。 それは彼が “失敗してもなお楽しそうに仕事をする” から。 営業マン時代、2〜3年一緒に働いた。 彼自身、営業というか仕事のセンスはあまり無い。 要領も悪く失敗も多かった。 しかし、失敗してもなぜか楽しそう。 それを教訓として徐々にだったが成長していった。 結果的に私が退職する時にはちょくちょく上位に顔を出すようになっていた。 ゴーリキーの言葉で “仕事が楽しみならば人生は楽園だ。仕事が義務ならば人生は地獄だ” というものがある。 彼の人生はまさに楽園なのだと思う。 失敗してもなお楽しむ。 私も人生を存分に楽しみたいと思います。

 

コミュニケーションのプロだってコミュ能は低い

私は研修やコンサルティングでいろいろな方とお会いする。 そのたびに 《話を聞ける人は少ないなぁ〜》 と痛感する。 先日、ある方とお会いした。 名刺を見ると “コミュニケーションのプロ” といったような肩書が書かれていた。 話を聞くと 「コミュニケーション能力が低い人に個人コンサルティングをしています」 と言っていた。 その人に質問してみた。 私「コミュニケーションの秘訣とは何でしょうか?」 その人「やはり相手の気持ちに立って考えることでしょうね」 私「それは営業活動と同じですね」 その人「コミュニケーション能力が高い人は営業マンとしても優秀ですから」 私「他にはありますか?」 その人「あとはですね・・・」 その後はその人の独壇場。 30分あまりコミュニケーションについての講義を聞かされた。 役には立ったが、ずっと話を聞き続けるのはしんどい。 聞き終わった後にどっと疲れが出た。 その人は私に関してほぼ質問してこなかった。 どこに住んでいて、どんな仕事をしているのか? などまったく分からないだろう。 こうった経験は初めてではない。 “コミュニケーションのプロがコミュ能が低い” といったケースを何度も体験してきた。 それほど “相手の話を聞く” という行為は難しいのだ。 話好きな人が多い中、キチンと話が聞ける人は重宝される。 普段から意識して人の話を聞く。 それこそ営業の一番のトレーニングになります。

 

トップ営業マンはお客様の食事風景を観察している

ハウスメーカーのトップ営業マンとお会いした時のこと。 若くしてトップ営業マンになり、しかも売り続けている。 マナーもよく爽やかだ。 スタイルとしては “初回でお客様の心をつかむ” というタイプ。 見るからに 《天才タイプだな》 と思っていた。 しかし、そのトップ営業マンは様々な努力をしていた。 その1つがあらゆる層の “食事風景を観察する” ということ。 食事はその家族を色濃く表すものだ。 その営業マンがこんな話をしてくれた。 営業「私はお客様の観察のためにファミレスから1万円を超えるホテルのディナーまで行きます」 私「1万円を超えるディナーのお客様はどんな感じですか?」 営業「それが凄いんです。2時間のコースなのですが小さいお子さんが騒いでいないんです!」 私「小さい子供が2時間も我慢して食べますかね?」 営業「私も驚いのでのですが、行儀よくしかも楽しそうに食べているんですよ」 世の中にはこういった層のお客様もいる。 実際の食事風景を観察することで 《このような提案をしよう》 と見えてくるものがあるという。 また一般のお客様の食事風景を観察することも大切。 ファミレスでは5分と持たず騒ぎ出すケースが多い。 こちらのお客様の方が多いだろう。 こういったお客様にもマッチした間取りを考えるという。 いろいろな層のファミリーの食事風景を観察する。 これもトップ営業マンがやっていること。 ぜひ一度お試しください。

 

お客様の否定的な態度を微塵も感じない先輩

ある先輩のこと。 その先輩は私と同じく “建物の構造の説明” を得意としていた。 よく 「構造の話ならいくらでもできるよ」 と言っていたものだ。 ある時、私は新規のお客様を接客していた。 構造コーナーに差しかかると既に先輩が説明をスタートしている。 その時はお客様がまあまあ話を聞いているように感じた。 それから30分後。 私は別の新規のお客様を接客した。 構造コーナーに行くとまだ同じお客様に説明をしている。 お客様は見るからに “もう勘弁してほしい、うんざりだ” という表情をしていた。 先輩はお客様とは裏腹に生き生きと説明していたのだ。 その後、接客が終わり先輩にこう聞いてみた。 私「構造コーナーでの長い立ち話ではお客様は話を聞いてくれないのでは?」 先輩「いやいや、さっきのお客様は真剣に聞いていたよ」 私「そうですか?お客様は疲れていたように感じましたが」 先輩「そんなことないよ。“もっと話を聞きたい”という顔をしていたぞ」 このお客様はあからさまに “もう聞きたくない” といった態度を取っていた。 それに対して先輩は微塵も気がついていない。 それどころか 「もっと長くてもよかった」 と逆のこと言っていたのだ。 これでは改善の余地がない。 この先輩はその後も全く結果を出さなかったのは言うまでもない。 お客様の表情、空気感を感じ取る。 それが全くできない人は営業マンとしての成功は難しいものです。

 

自分の実力の何パーセントを発揮しているか?

著者仲間とお会いした時のこと。 その方は 「菊原さんで、良くて実力の60%くらいしか出せてないでしょうね」 と言ってきた。 《けっこう出している方だと思うのだが・・・》 と思いながら詳しく話を聞いた。 私「60%くらいしか出せていませんか?」 仲間「仕事中、常に今この瞬間に100%集中できていますか?」 私「う〜ん、100%ではないと思いますが」 仲間「おそらく過去に20%、未来の不安に20%ずつくらい取られていると思いますよ」 私「そんなものですかね」 その時は 《40%もロスはしていないだろう》 と思っていた。 話をあわせたが、言い過ぎだと感じていた。 しかし、どうだろう? 気がつけば 《あぁ、あの仕事を引き受けるんじゃなかったな》 と後悔したり、 《ここ2ヵ月くらいはいいが、3ヵ月先が心配だなぁ》 などと考えている。 確かに20%ずつくらいはロスしている感じがした。 その仲間が 「過去に40%、未来に40%ずつ取られてしまう人もいるんですよ」 とも言っていた。 自分の実力の20%しか出せなのでは、何をやってもうまく行かないだろう。 実際の話、50%出せていればいい方だという。 100%今に集中できなくとも “過去10%、未来10%” の計20%のロスに留めたい。 これからは頑張って自分の実力発揮の8割を目指したいと思います。

 

自己紹介文は他業種で力を発揮していた

証券会社で営業レターの研修をさせて頂いた時のこと。 ある営業マンが 「本を見て自己紹介文を作成しました。これはいいですね」 と言ってきた。 この営業マンは自己紹介文をいろいろな用途で使用している。 ・担当替えで引き継ぎの時に同封する ・飛び込んだ先に置いてくる ・新しく取引が始まったお客様に渡す などなど。 その中でも引き継ぎのお客様にはとくに効果的だという。 これは銀行の方も同じようなことを言っていた。 以前はお客様の引き継ぎを “事務的なお知らせ” のみで行っていた。 これだとお客様は 《担当も変わったし、ほかの銀行にするか》 となる場合もある。 これは非常にもったいないこと。 そこで、前任者から 「このような信用できる営業マンに任せます」 という文章と共に引き継ぐ営業マンの自己紹介文を同封する。 これでお客様の流出をだいぶ防げたという。 以前は、営業レターの研修では自己紹介文を作っていた。 しかし、挨拶文、お役立ち情報、自己紹介文と作っていくと 《こんなにあるのかぁ、面倒だな》 という営業マンが出てくる。 ここ最近はずっと、挨拶文とお役立ち情報のみで行っていた。 使い方によっては自己紹介文は効果的。 今後はもう一度見直そうと思っています。

 

“理想的な自分”の登場時間を増やしていく

同じ営業所で “いつもやる気満々” の先輩がいた。 先輩は朝からテンションが高い。 「さぁ、今日もやるぞ!」 と元気よく訪問活動やテレアポをしていた。 そんな姿を見て 《自分にもあんなやる気があればなぁ》 と思っていたものだ。 ある時、先輩が 「やる気のない自分が顔を出すときがある」 といったことを言っていた。 私はその逆で “たまにやる気のある自分が顔を出す” といった感じだった。 先日、知人が 「人の人格は1つではありません。いろいろな自分が顔を出すものです」 と言っていた。 確かに私自身も性格は1つではない。 やる気になったり、モチベーションが下がったり。 また、強気になったり、弱気になったり・・・ といろいろだ。 知人は 「好ましい人格が登場する時間を増やしていけばいいんです」 と言っていた。 理想的な人格が登場している時間が長くなればうまく行くことも増える。 当時、先輩は “やる気のある自分” の登場時間を意識的に増やしていたのだと思う。 だからこそいつも元気でしかも結果を出していた。 自分の性格は様々な要素で構成されている。 その中の一番いい自分の登場時間が少しでも増えるよう努力したいと思います。

 

ニーズを聞かない説明はただの独り言になる

家族と買い物に行っていた時のこと。 妻と娘の服選びに付き合っていた。 そのお店には男性用の服もある。 うろうろしていると一人の店員が近づいてきた。 店員「こちらはバーゲン価格になっておりまして、さらにタイムセールで10%オフになります」 私「そうですか」 店員「たとえばこちらは着まわすことができ、いろいろな服にあわせられますよ」 私「はあ」 店員「またこちらの服ですが・・・」 その後も全く興味のない説明を聞かされた。 服屋にいくと時々こういった目にあう。 こういった時はいつも 《どうしてこちらのニーズを聞かないで説明を始めるのだろう》 と思ってしまう。 どんなに素晴らしい説明であっても、相手のことを聞かなればそれは “完全に独り言” になるのだ。 ダメ営業マン時代はまさにこれをやっていた。 構造に全く興味が無いお客様に対しても 「まずはこちらの構造をご覧ください」 と誘導。 お客様のシラケた顔にも気がつかず、説明を最後まで続ける。 これで売れる方がおかしい。 接客ではお客様の警戒心を解き、そして関心事を聞き出す。 くれぐれも独り言にならないように注意してください。