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社内の人にも人間的側面を伝える

他県の同期の営業マンのこと。 その営業マンは根っからの仕事好き。 表彰旅行で一緒になったことがあったのだが、飛行機の中でもうす暗い電気の中、お客様の間取りを考えるようなタイプだった。 仕事が趣味なのだから当然ながら夜遅くまで仕事をしても苦にならない。 毎日のように深夜まで残業をしていた。 彼はお客様とコミュニケーションをとるが、仲間の営業マンとは余計なことは話さない。 周りの人からは 「プレイヤーとしてはいいが、マネージャーはちょっと」 という評価をされていた。 営業は結果の世界。 マネージャーとしての資質より、どれだけ契約を取ったかが重視される傾向にある。 数年後、彼は店長になった。 しかし、仕事のスタイルは変えない。 毎日、夜遅くまで事務所で間取りを考えていることも多かった。 彼はそれでいいかもしれない。 ただ、その部下はたまったものではない。 店長が仕事をしていれば 「では、お先に」 と言いにくい。 その営業所は自然に付き合い残業が増えていった。 それについていけなくて辞めていった営業マンも少なくない。 それからしばらくして彼に再会したことがある。 まず彼が改善したのは会社に遅くまでいないということ。 間取りづくりは家に帰ってからやっているという。 そしてそのことを部下に 「ウイスキーをゆっくり飲みながら間取りを考えるのがたまらない」 と話すようになった。 10歳以上離れた部下からいじられることも。 過去の孤高の彼からは想像もつかない。 こうしてうまくチームをまとめている。 お客様に人間的側面を伝えることはもちろん大切なこと。 それと同じように部下や会社の人にも自分のことを伝えてほしい。 周りの人とも積極的にコミュニケーションをとりましょう。

 

これぞ王道、親密度は接触頻度で決まる

会社に入りたてのこと。 営業所内は多少打ち解けたが、本社の人とはほとんど話すことはかなった。 まだ契約もないし、設計依頼もごくわずか。 接する機会がほとんどなかった。 先輩の用事で本社に行くときはいつも気まずい思いをしていた。 そんな中、総務の人が 「おっ、新人どうだい?」 だとか 「何かいいことあったかな?」 などとよく話しかけてくれた。 実はその人はくせ者でいい人ではないと評判の人。 実際、関係ない人の悪口を聞かされたこともある。 しかし 《この人はあまりよくない人だ》 と分かっていても、よく話しかけてくれることは嬉しかった。 当時の私は 「話しかけてくれない良い人」<「話しかけてくれる悪い人」 と思っていたのだ。 もしこの総務の人がいい人だったら人気者になっていただろう。 どんな人にも気にかけてもらうのは嬉しい事。 会社であれば訪れた人に対して 「最近どうですか?」 と一声かけてあげるだけでその人は助かるのだ。 お客様は営業マンに対していい印象を持っていない。 だからといって無視されるのは嫌なもの。 営業レターを送ることで 《この営業マンは私のことをいつも気にしてくれる》 という印象を与えることが大切になってくる。 親密度は接触頻度で決まってくるのです。

 

トップ営業マンのトークは真似するな

昨日のブログで 「再現性がないものは運でしかない」 というお話をした。 《運も実力のうち》 という考え方もあるが、調子に乗るとあとで痛い目にあうものだ。 ハウスメーカーで研修をさせて頂いた時のこと。 営業部長とこんな話をしたことがある。 部長「営業レターは再現性があるからいいですね」 私「ありがとうございます」 部長「以前、うちのトップ営業マンの接客トークを録音して文字起こししたことがありましてね」 私「それでどうでしたか?」 部長「それをマニュアルトーク化したのですが、誰一人としていい結果になりませんでした」 詳しい話を聞くと 「いい結果になるどころか、アンケートも取れなくなりましたよ」 と言っていた。 これに懲りてすぐに止めたという。 そのトップ営業マンとお会いしたこともあるが、出会った瞬間に 「いやぁ〜菊原さんの本は20回読みましたよ。お会いできて光栄です」 と笑顔でがっちり握手をしてきた。 そして1分も経たないうちに、心をつかまれていたのだ。 褒め言葉が本当かどうか分からないが、なんか信じてしまう。 こういったことが許されるキャラなのだ。 この感じを真似るのは非常に難しい。 普通の人がこのテンションでお客様に接すれば 《なんてインチキ臭い営業マンなんだ!》 と一発でひかれるだろう。 トップ営業マンのトークを文字起こしして真似るのではなく “毎日やっていること、習慣” もしくは “送っている郵送物” など再現性があるものを取り入れてみる。 その方が何倍も早く結果か出ます。

 

再現性がないものは運でしかない

著者の集まりに参加した時のこと。 そこには最近ベストセラーを出した知り合いの著者がいた。 私が近づいて 「いやぁ〜本の売れ行きすごいですね。うらやましいです」 と言うと、その著者はテンション低く 「ありがとうございます」 と答えた。 その様子から嬉しそうな感じはまったく受けなかった。 不思議に思った私はこう質問した。 私「ベストセラーを出して何か変わりましたか?」 著者「いえ、何も変わりませんよ」 私「そうですか。仕事や取材がたくさん来るのでは?」 著者「いやいや仕事と本のテーマが違いますからほとんど関係ありませんね」 私「そんなものなのですね」 著者「ベストセラーを出したのはラッキーでしかありません。仕事もそうですが再現性がないものは運でしかありませんから」 この著者は本当に冷静だと思った。 普通の人だったらベストセラーを出せば浮かれ、調子に乗ってもおかしくない。 しかし、そんなことは微塵もなく “今回のことはラッキーでしかない” と冷静だったのだ。 こういった人は痛い目にあうことはないだろう。 これは営業に関してもいえること。 ダメ営業マン時代になんだかわからないが、2、3件続けて契約になる事があった。 こんな時に 《やっと俺の時代が来たかぁ》 などと調子に乗ってしまうこともあった。 すると決まってその後地獄を見たものだった。 “再現性がないものは運でしかない” そう思って調子に乗らないようにしましょう。

 

レスポンスレターが逆効果になる例

少し前のこと。 手書きの封筒が届いていた。 名前を見ても誰だか思い出せない。 《何の手紙だろう?》 と思いながら開封した。 開封すると中身もほぼ手書きで書かれている。 読んでいくとどこかの交流会で一度お会いしたようなことが書かれていた。 ますます読まなくてはと思う。 3ページに渡り全て目を通したのだが、結局最後は “新しい事業を始めたので仕事をください” ということだった。 このオチには心底がっかりした。 私は会員さんに対して 「レスポンスレターを単独で送らないでください」 とよくアドバイスする。 反応を焦るばかりアプローチレターをろくに送らないうちに反応を求めてしまう。 レスポンスレターの内容が良かろうが悪かろうが、 また 手書きであろうが印刷であろうが、 逆効果にしかならないのだ。 あなたがもし人から手書きの手紙をもらったらどうだろう? ただのDMでない分、読まずには捨てにくい。 時間がかかっても読むだろう。 そして最後まで読んだら売り込みだった・・・ そんな時は 《なんだよ、結局売り込みかよ!》 と突っ込みたくなるはずだ。 信頼関係ができてないレスポンスレターを送っても意味はない。 むしろ逆効果になるもの。 お客様から声をかけてもらいたいなら、まずはお客様のお役に立つ情報を提供する。 それが十分でなければより一層印象が悪くなるだけです。

 

カッコつけるのをやめた時壁を乗り越えられる

ゴルフを始めた時のこと。 比較的早く100を切ったのだが、そこから壁にぶち当たった。 当時は練習もそれなりしていたが、まったくスコアは良くならない。 むしろやればやるほど下手になるようだった。 そんな時のこと。 80前後の上手な人とラウンドすることになった。 その人は上手いのに堅実。 特にグリーン周りは特に固い。 ほとんどパターを使い、転がして寄せていた。 不思議に思った私が 「なんでパターを使うのですか?」 と質問するとこんなことを教えてくれた。 「アプローチの基本はカッコつけずにまずパターでやること。 パターが使えない場所は8Iで転がす。 8Iもダメならその時はじめてピッチングを選択するんだよ」 これを聞いてハッとした。 私は下手なのに 《ピッチングでふわりと浮かせて寄せよう》 などとカッコつけていた。 だから毎回失敗していたのだ。 教えてもらった方法を実践してすぐに壁を乗り越えることができた。 ダメ営業マン時代の私は心のどこかで 《手紙をコツコツ送り続けるなんてカッコ悪い》 と思っていたところがある。 だからまったくやろうともしなかった。 当時は実力もないくせに 《出会ったお客様の心を一瞬でつかんで契約に持っていければなぁ》 などと妄想していた。 そんなことができるはずもない。 無理に突っ込むことでお客様から嫌われ、取り返しのつかないことをしていた。 数年後、カッコつけなくなってから初めて地味だけど結果が出る方法を実践するようになった。 それからは一気に成績が伸びたのだ。 あなた自身も心のどこかに 《カッコよく短時間で結果を出したいものだ》 と考えていないだろうか? カッコつけるのを止めた時、乗り越えられなかった壁をのり越えられるようになります。

 

自己満足より読み手のことを一番考える

少し前のブログにて 「提供する情報量を今の半分にしてみる」 というお話をした。 この内容は反響も大きく、多くの方からコメントやメールを頂いた。 作る側は夢中になるあまり 「これとあれと、そうだ○○も・・・」 とたくさん載せてしまう。 こうして情報量が多くなりすぎ、お客様に読まれなくなるのだ。 つい先日のこと。 研修に参加して頂いた人からおハガキを頂いた。 そこには手書きでびっしりと文字が書いてあった。 それほど下手な字でではなかったが、間隔が狭すぎて読みにくい。 また癖字なため、理解できない部分もあった。 もちろんおハガキを頂くのは嬉しいこと。 しかし、あまりにも読みにくいと嬉しさは半減する。 ハガキを送る側は 「気持ちを込めて手書きで書いた方がいい」 と考える。 上司からそう指示されているひともいるだろう。 しかし、読むのはあくまでお客様。 癖字でびっしり書かれた手紙には読むのに苦労するもの。 時間をかけても逆効果になる事もある。 今までもお伝えしたが営業レターの基本はパソコンからの印刷でいい。 その方が大幅に時間短縮になる上にお客様もありがたいのだ。 もし 《どうしてもこの言葉だけは手書きで伝えたい》 というものがあれば、そこだけ手書きにすればいい。 手書きで自己満足に浸るより、読み手のことを一番考える。 そうした人だけお客様から信頼されるようになるのです。

 

お客様が欲しいものを目の前にそっと置く

昨日のブログにて 「会社都合を優先させれば買うお客様さえ逃す」 という話をした。 私は強引にオリジナルブランドのゴルフクラブを買わせようとする店員さんを見切り、別のお店に向かった。 ドライバーを見ていると店員さんが近づいてきて話しかけてきた。 試打を勧めてきたが、 「実は○○で打ってきましてね」 とお断りした。 その店員さんは私にいろいろ質問してくれた。 まずは 「どのメーカーが好きですか?」 と好みを聞いてくれる。 また、今のクラブのこともヒアリングしてくれた。 私は今使っているクラブの説明をした。 現状の悩みか分かれば提案しやすい。 その店員さんは 「同じメーカーのユーティリティクラブもどうですか?」 と言ってきたのだ。 私はその提案に乗った。 結局、ドライバーとユーティリティクラブを購入したのだ。 昨日の店員さんのように自社都合でオリジナルブランドを押し付けてくる人もいる。 逆に今日お話しした店員さんのようにお客様の要望をよく聞いたうえで 「こういったものもいかがですか?」 と提案できる人もいるのだ。 お客様からよくヒアリングしたうえで、“欲しいものを目の前にそっと置く” そうできる人になって欲しいと思います。

 

会社都合を優先させれば買うお客様さえ逃す

以前、知人とゴルフのラウンドをしていた時のこと。 知人が私のドライバーを見て 「これは変えたほうがいいですよ」 と言い出す。 理由を聞くと最新スペックの方がやさしくて距離も出るという。 確かに私のドライバーは古い。 ということで、近くのショップをまわることにした。 まず一番近くのショップに行ってみた。 下調べをして候補を2つに絞っていた。 店員さんに声をかけ、試打することに。 今の機械は進化している。 どのくらい飛んだか?どのくらい曲がったか? などかなり正確に出てくる。 私が片方に決めようと思っていると、店員さんが 「こちらも打ってみてください」 と別のクラブを勧めてきた。 そのクラブはそのお店のオリジナルブランドのドライバーだった。 打ってみるとまあまあだったが、私の好みではない。 ゴルフをする人ならわかると思うが、 「ドライバーはキャロウェイでアイアンはタイトリストがいい」 といった好みがあるもの。 私は適当な理由をつけて返却した。 しかし、その店員さんは諦めない。 そのドライバーのメリットの説明を続ける。 さらには私が買おうとしていたメーカーの悪口まで言い出したのだ。 さすがに嫌になり 「ちょっと検討してまた来ますよ」 と店を出た。 もしかしたら彼は上司から 「オリジナルブランドを勧めるように」 と指導されていたのかもしれない。 と思えるほど強引だった。 確かにその方が会社にとっていいのかもしれないが、そのことで買うお客様まで逃したのでは本末転倒になってしまう。 お客様のことではなく、自社都合を優先させる。 そういった人はお客様から見透かされ、チャンスを失うのです。

 

通路で接触し喧嘩になる人、契約になる人

私は移動のためよく新幹線に乗る。 つい先日のこと。 移動中。気持ちよく寝ていると何やら大きな声がした。 新幹線の通路で男性二人が口論をしていた。 原因は荷物がぶつかったこと。 かなりエキサイトしているようだったが、片方の人が冷静になりおさまった。 《みんなイライラしているのだろうな》 と思った。 この様子を見て思い出したことがある。 以前、研修でお会いしたある保険の営業マンの話。 その営業マンは会社でいつもトップクラスの成績を上げている。 MDRTという表彰を毎年受け、家族もいつも連れて行っている。 その営業マンはやはり新幹線で人にぶつかったという。 ぶつかった相手は中小企業の社長さん。 それがきっかけでお付き合いが始まり、今や会社全体の保険契約を任されている。 これが成績に大きく影響しているという。 その営業マンは 「いやぁ〜あの時、社長とぶつからなかったらこんなラッキーな事にはなっていませんよ」 と言っていた。 “新幹線の通路で人と接触する” この事実は同じこと。 しかし、ある人は喧嘩になり、またある人は大口契約のチャンスとなる。 同じ出来事でも受け取り方で180度違ってくるのだ。 “神様はチャンスまで” という意言葉があるが、そのチャンスを生かすのも殺すのも自分次第。 どんなこともチャンスに変え結果を出す。 そのような人になりたいものです。

 

楽しみながら作った文章は魅力的に感じる

昨日のブログで 「情報量を今の半分にしてみる」 と言う話をした。 知ってもらいたいと思い情報量を増やしたことで、逆に読まれなくなる。 これではせっかくの努力が無駄になってしまうのだ。 また営業マンはこのようなことを言っていた。 営業「情報量を半分にしたことで楽しく作れましたよ」 私「それはいい事ですね」 営業「今までは“知ってもらいたい”と必死過ぎたんですね」 以前のニュースレターを見た時 《なんか魅力的ではない》 という感じがした。 その原因は“何とかして知ってもらいたい”という力み。 その力みがなんとなく嫌な雰囲気を醸し出していた。 文章から伝わるものがある。 たとえば 《あぁ、今月のニュースレターはネタもないし、しんどいなぁ》 と思いながら作れば反応は薄くなる。 逆に 《今月は楽しい事ばかりだった》 とワクワク作れば、魅力的になり反応は高くなるもの。 内容よりも気持ちが大切なこともあるのだ。 お客様に自分のことを知ってもらうことは大切なこと。 しかし、押し付けは良くない。 やはり、さりげなく1行で伝えるくらいがいい。 1行だったら 《何を書いたらいいのか・・・》 と苦しむことはない。 自分自身、楽しみながら作るようにしましょう。

 

提供する情報量を今の半分にしてみる

少し前、通信講座の会員さんとのやり取りのこと。 その営業マンは3年ほど前からニュースレターを送っている。 それも毎月。 毎月3年間更新する継続力はすごいと思っていた。 しかし、なかなか結果が出ないという。 ニュースレターも見せて頂いたが、どことなく魅力を感じなかった。 そのニュースレターは文字量が多い。 写真も載っているのだが、見た瞬間に 《これは読むのに時間がかかるなぁ》 と思ってしまう。 私はこうアドバイスした 私「もう少し情報量を減らしてみてはいかがでしょうか?」 営業「これでも少なくしているくらいです」 私「このニュースレターは中長期客に送っているのですよね?」 営業「そうです」 私「であればなおさら減らす必要があります」 営業「逆じゃないですか?中長期で見込みが薄いからそこ自分のことを知ってもらわないと!」 《見込みが薄いからこそ知ってもらうために情報量を多くする》 このように考える人もいる。 言っていることは分かるが、文字が多すぎて読まれないのでは本末転倒。 ほとんどのお客様はこのニュースレターを見たとたん 《今は忙しいからあとで読もう》 と後回しにされる。 そして、読まれることなく捨てられてしまうのだ。 私は会員さんに 「情報量を今の半分にしてください」 とアドバイスした。 渋りながらもアドバイスを実行してくれた。 まだ結果は出ていないが、修正版を見た瞬間 《これはいける!》 と思ったのだ。 欲張らずに情報量を減らす。 こういったことも反応率アップにつながります。

 

気持ちにゆるみが出た時、必ず痛い目に合う

3ヵ月前のこと。 私はある業界から営業レターの研修依頼を頂いた。 業界もそう遠くはなく 《まあ、いつも通りやればいいだろう》 とそれほど準備をしなかった。 研修がスタートしてしばらくして 《参加者がいまいち乗ってこないな》 と判断した私は、早めにワークに入った。 しかし、これが裏目に。 説明をはしょってしまっため、参加者は 《何でこれを作っているんだ?》 と迷いながらワークをさせる事になってしまった。 この失敗は大きかった。 その後も上手く立て直せず、研修は終了した。 営業マンたちに営業レターのことをうまく伝えられなかったこと。 そして期待して私を呼んでくれた主催者に対して大変申し訳なく思ったのだ。 その後は反省して、二度とこのようなことが起こらないようにしている。 失敗するときは必ず “油断”と“慢心” があるもの。 これは過去の経験からもはっきり言える。 住宅営業マン時代も 《このお客様はいい人だし、この程度やっておけばいいだろう》 とスタンスで仕事を処理した時、必ずトラブルになったものだ。 どんな仕事、どんないいお客様との対応でも決して手を抜いてはならない。 気持ちにゆるみが出た時、痛い目に合うものだと痛感した出来事でした。

 

《○○さんのためなら》という存在になる

20代の営業マンと個人コンサルティングをしていた時のこと。 その営業マンは能力が高いうえに勉強好き。 少し話をしただけでも 《これからどんどん伸びていく人材だな》 という感じがした。 すでに若手のグループでトップなのだが、近い将来会社全体でナンバーワンになるだろう。 相談の中でこんな話題になった。 営業「営業レターで契約が増えたのはいいですが、その後の処理が追いつかないんです」 私「契約後の打合せが多すぎるのですか?」 営業「それもありますが、設計や監督がなかなか思うように動いてくれないんですよ」 私「スタッフが協力的でないということですか?」 営業「そうなんです。仕事を頼んでも“忙しいから”と後回しにされるんです」 ここまでの話を聞いて 《スタッフに対しての根回しが足りていないな》 という感じがした。 詳しい話を聞いてみると、実際ほぼできていない。 私は営業マンに対して 「これからは周りの人に対してもお客様と同じように接してください」 とアドバイスした。 彼は頭がいいタイプ。 きっとスタッフとの関係も改善し、成績を伸ばすだろう。 スタッフが思ったように動いてくれない時に 《なんだアイツら使えないなぁ》 などと思っていないだろうか? 思ったように動いてくれない時はスタッフへの根回しと気遣いが足りていない証拠。 スタッフはあなただけのために働いているわけではない。 多くの人のために働いているのだ。 お客様と同じようにスタッフからも選ばれる必要がある。 《○○さんのためなら頑張るぞ》 と思ってもらえる存在になる努力をしましょう。

 

課題はありますが、悩みはありません

著者仲間が集まる会に参加した時のこと。 私はAさんと同じテーブルになった。 Aさんは長年講師として活躍している人。 みる限り今年も絶好調。 全国を忙しく飛び回っているようだった。 話をしているときにもう一人の男性がAさんに 「今年も絶好調ですね。悩みなんてないんじゃないですか?」 とかるく質問をした。 Aさんは笑顔で 「改善すべき点はありますが、確かに悩みはありませんね」 と答えていた。 それを聞いて 《心底、カッコいいなぁ》 と思ったのだ。 先日のニュースでプロゴルファーの石川遼選手も 「課題はありますが、悩みはありません」 というような事を言っていた。 しっかり準備している人のコメントだ。 聞いていて本当に気持ちがいい。 今シーズはさらに活躍が期待させる。 人から 「悩みなどありますか?」 と聞かれた時、自信を持って 「課題はありますが、悩みはありません」 と答えられる人になりたいとつくづく思いました。

 

断られた後、お客様の悪口を言っていないか?

数日前のブログで 「好みの人を探すより好みに育てる」 と言うお話をした。 これは偶然お会いした恋愛コンサルタントの人から教えてもらった事。 その人とお会いした時は 《うさん臭い人だなぁ》 と思っていたが、そういった人からも参考になる事はある。 つくづく 《人の話はよく聞いてみるものだ》 と思う。 その人がもう1つ言っていたことがある。 それは 「フラれてから“もともと○○が好きじゃなかった”などと悪口を言う人だからフラれるんです」 と言ったようなこと。 よくフラれてから負け惜しみで相手の悪口を言った人がいる。 フラれるまで言わなかったとしても、そういったスタンスが相手に伝わってしまうという。 これは営業マンにも言えること。 ダメ営業マン時代の私も似たようなことをしていた。 商談中は 「このお客様はいい人だ」 などと言っている。 しかしどうだろう? 断られた途端に 「あのお客様は○○の部分が怪しいと思っていたんだ。断られてよかった」 などと手のひらを反すようなことを言いだす。 こういったスタンスはどういうわけがお客様に伝わるのだ。 断られたとき、お客様の悪口を言うのではなく 《今まで真剣に検討してもらってありがたい。感謝しなくちゃ》 と考える。 そう考える人はお客様から信用され、契約率も上がるのです。

 

終わるたびに1ヵ所以上は修正する

講師仲間の研修に参加した時のこと。 最初から最後まで非常にうまく話が組み立てられる。 《ちょっと疲れたな》 と思った瞬間にリラックスのワークがあったりする。 2時間の研修だったが、あっという間に終わったのだ。 つくづく 《話がうまいなぁ》 と感心した。 研修後、私はその秘訣を質問してみた。 私「話をする上で何か気を付けていることはありますか?」 講師「そうですね。強いて言えば毎回1ヵ所以上は修正することですかね」 私「今日の内容で修正するところなどあるのですか?」 講師「ええ、もちろんです。今日も3ヵ所はありますよ」 私には完ぺきに思えた内容も 「まだまだこれからですよ」 と謙虚にとらえている。 さらには 「懇親会ではアルコールを飲まず、帰ってすぐに修正します」 と言っていた。 ノーアルコールは無理だとしても “1ヵ所以上はなからず修正する” と言うのは真似できそうだ。 先日、個人コンサルでお会いした営業マンも同じような話をしていた。 展示場接客が終わるたびに 「必ずトーク設計図のどこかを修正するようにしています」 と言っていた。 常に向上心を忘れない。 こういったスタンスで接客をしていればあっという間に上達するだろう。 展示場接客、商談など。 終わるたびに1ヵ所以上は修正する。 常によくなろうと改善していればすぐに上達し結果はでます。

 

質問も相談メールも1回につき1テーマにする

会員さんとのやり取りでのこと。 結果を出している営業マンは1つのメールに1つもしくは2つに絞って質問をしてくれる。 たとえば 「封筒に貼るタックシールに手書きにコメントをした方がいいでしょうか?」 と言った答えやすい質問をしてくれる。 出張先でもスパッと回答できるのだ。 一方、そうでない人もいる。 「まずは○○と△△について教えてください」 となんとも答えにくい、抽象的な質問をしてくる。 さらには 「あと3つほどあるのですが・・・」 と一回のメールに5項目以上質問してくる人もいるのだ。 家でじっくり考えられるときはいいのだが、出張先ではキツイ。 移動しながら何度もやり取りをしなくてはならない。 何か分からない事があるときは一人で考えず誰かに相談した方がいい。 どんな意見であってもそれがヒントになる事もある。 しかし、質問することに熱中しすぎて相手のことを忘れてはならない。 《ついでだからあと3つ聞いておこう》 と言うメールを受け取った方は戸惑うことになる。 お客様への質問も相談メールも1回につき1テーマにする。 相手が答えやすい配慮も営業マンには必要です。

 

好みの人を探すのではなく、好みに育てる

ある会でお会いした人のこと。 その男性は“恋愛コンサルタント”をしているという。 見た目も名刺もいかにも胡散臭い感じだった。 この男性は私を含め4〜5人のグループでその理論を語りだした。 私は恋愛ノウハウに興味はない。 《この話、早く終わらないかなぁ・・・》 と思いながら聞くふりをしていた。 そんな時のこと。 その男性がこんなことを言った。 「自分の好みの人を探すのではなく、好みに育てるのです」 他の話は聞く気になれなかったが、この言葉に関しては 《深い!》 とうなってしまった。 これは営業にも言えること。 過去の私は 《うるさくなくて、金払いもよく、競合もないお客様いないかなぁ〜》 などと思っていた。 実際そんな都合のいいお客様などほぼ存在しない。 ないものねだりをしていたのだ。 その後、営業レターを活用するようになってからは理想に近いお客様も現れ始めた。 理不尽ことを言わず、 無理な値引きも要求してこない。 さらには 「まずは菊原さんに相談したいと思います」 と競合もない。 まさにダメ営業マン時代、理想としていたお客様も多くなったのだ。 “おいしいお客様を探す” のではなく “いいお客様に育てる” そう考えると営業方法はガラッと変わってくるものです。

 

アウェイをホームに変える方法

ある会社に講師として呼ばれた時のこと。 私はパソコンをセットしたりと準備をしていた。 そんな時、私と同じくらいの歳の営業マンが近づいてきて、こんな事を言い出した。 営業「私は手紙をもらっても全然嬉しくないタイプです」 私「そっ、そうですか」 営業「コミュニケーションはフェイスtoフェイスじゃないと意味ありませんよ」 私「なるほど・・・・」 いきなりのアウェイ宣言。 敵意むき出しの表情だった。 《手紙に何か恨みでもあるのかなぁ》 と思いながら準備を進めた。 何気なく参加者を見たのだが、あまり味方はいないようだ。 《このまま研修をスタートしてもいい結果にはならないだろうな》 と感じていた。 そこで私は研修を始めてすぐに 「二人組になってじゃんけんをして下さい」 とじゃんけんをしてもらった。 営業マンは戸惑いながらもじゃんけんをした。 そして 「勝った人は“ここ最近で楽しかった事”を一分間話して下さい」 と伝えた。 このワークをお互いにやってもらったところ会場はなごみ前向きに。 結果的に非常いい研修となった。 また敵意むき出しだった営業マンも 「こういった感じの手紙なら効果がありそうですね」 と言ってくれた。 《アイスブレイクのワークをしてよかった》 とつくづく思った。 お客様と商談する時、緊張感が漂ったまま話を進めていないだろうか? 《なんか堅いな》 と思ったら 「ここ最近でよかったぁと思う事を教えてください」 などと質問してみる。 お客様はいい事を探して言ってくれる。 この質問一つで雰囲気がガラっと変わったりするのだ。 緊張状態のまま進めるのではなく、お客様の気持ちを軽くほぐしてから商談をスタートさせましょう。

 

トラブルに油を注ぐか、素早く鎮火するか

まだ新人営業マンだった時のこと。 少し年上の成績のいい先輩がいた。 その先輩は商品知識から現場の事まで何でも知っている。 当時はその先輩を神様のように感じていたのだ。 ある日のこと。 先輩は些細なミスからお客様とトラブルを起こした。 その途端、表情に余裕はなくなりパニックに。 まわりの事も見えなくなりガタガタと慌てて仕事をしていた。 慌てるため冷静な判断ができない。 さらに悪化させる事もあったのだ。 私を含め仲間も 《あの先輩でもこうなっちゃうんだ》 と驚いたものだった。 今考えてみればその先輩も当時25、6。 トラブルに動揺するのは当たり前のこと。 それからしばらくしてのこと。 配置換えでさらに上位の先輩と一緒になった事がある。 その先輩はそもそもトラブルを起こさない。 時々、トラブルことがあっても冷静に処理をする。 何が起こっても慌てず、目の前の事を一つ一つこなしていった。 だからダメージはいも最小限だった。 私自身もよくトラブルを起こしたものだ。 それもそのはず。 都合の悪い事を隠して契約していたのだから。 やはりトラブルになればパニックになりまわりが見えなっていた。 トップ営業マン時代の私もまたトラブルはゼロにはならなかった。 しかし、お客様と正直に付き合っていたためトラブルは軽い。 また何か起こっても 《今やれる事を精一杯やることに集中するぞ》 と慌てなかった。 トラブルを起こしたら一つ一つをクリアしていくことだけに集中する。 そうすることで問題は素早く解決します。

 

行動できないのは意志が弱いからではない

ある営業マンから個人コンサルティングの依頼を頂いた時のこと。 会うまで1ヵ月以上の時間があった。 営業マンから 「それまでに何かしておくことはありますか?」 と言うメールをもらったので、私は1つの課題を提供した。 そして1ヵ月後。 お会いした時にはその営業マンは結果を出しつつあった。 話を少ししただけで 《すぐに結果が出るだろうな》 と言う感じがしたのだ。 その営業マンがこんな話をしてくれた。 営業「今までどうして結果が出なかったかが分かったような気がします」 私「どういうことですか?」 営業「今までは売りたい、結果を出したいとは思っていましたが、具体的に何も目標を持っていなかったんです」 私「なるほど」 営業「今回課題を与えられ、菊原さんに会うまでにやろうと目的をもったからこそ行動できたのだと思います」 多く人は漠然と 《このままでは結果は出ない、何とかしなくちゃ》 と思いながらも具体的に行動はしない。 それは意志か弱いとかではなく、単純に “目的、目標を持っていない” というだけの話し。 明確な目的を決めた途端、行動できるものなのだ。 漠然と 《今より売りたい・・・》 などと思うのではなく “月一契約のために今日から毎日○○をやる” と具体的に決めて欲しい。 その瞬間から変わることができるのです。

 

人を上手に動かせる人、そうでない人

昨日のブログで尊敬できる上司の話をした。 外部から来たのにもかかわらず非常に話の分かる人だった。 その上司がこんなことを言っていたことがある。 上司「みんながみんな競争で伸びるタイプではないんだよ」 私「どういうことですか?」 上司「営業マンは競争させれば成績が伸びる、と言う人も多いけど。それが逆効果になる営業マンいてね」 私「確かにそういった人もいるでしょうね」 上司「感覚的には4〜5人に一人は競争させない方がいい結果になるタイプだ」 最近、ちらっと見た本で 「全体の25%は競争させることでパフォーマンスが落ちる」 と書いてあった。 確かにプレッシャーなどで力を発揮できなくる人もいる。 これを見て 《上司の言っていたことは本当だったんだな》 と確信した。 上司は感覚的にこういったデータを見なくとも 「4〜5人に一人は競争させない方がいい」 と分かっていたのだろう。 つくづくすごいことだなと感心する。 この上司はとにかく人を良く見る人だった。 《営業マンなんだから競争させた方がいいに決まっている》 と決めつけたりしない。 「A君とB君は競争させるといい。逆にC君はマイペースでさせたほうがいいんだよ」 と個人を見てくれる人だった。 だからみんながついて行ったのだ。 逆に 《この種の人はこうだから》 と決めつける人にはついて行かない。 カテゴリーで決めつけず、個人をよく見る。 こうしたことができる人だけ人を上手に動かせるものだと思います。

 

頭を使うのもいいが時には肝臓も使う

営業マン時代のこと。 会社には外部から突然やってくる上司もいた。 会社のことが分からないうちに 「これからは○○をやってもらからな!」 と頭ごなしに命令する。 それが的を射たやり方ならいいが、まったくそうではない。 逆効果になり、ますます会社の中は悪くなっていった。 会社の中を知らないうちにあれこれ指示しても、ほぼうまくはいかない。 そんな中、ある上司は違った。 その上司は私たちに対して 「とにかく勉強するように」 と口を酸っぱくするほど言ってきた。 ここで言う勉強は本を読んで勉強するというものではない。 ある時、後輩が休み時間に宅建のテキストを読んでいると、その上司がやってきて 「そんなものを読む暇があったら大工さんの話を聞いてこい」 と言っていた。 その時は 《宅建の勉強は住宅営業に役立つし、何をいってるんだ?》 と疑問に思った。 しかし、実際後輩に付き合って、やってみると大工さんの話から役立つ話がいっぱい聞けたのだ。 また、その上司はお酒が好きで 「頭を使うものいいけど肝臓も使えよ」 と言っていた。 私はその言葉を信じ、様々な部署の人を誘って飲みに行った。 そのおかげで仲間を増やし、仕事がうまく回るようになったのだ。 本の勉強もいいがやはり現場での知識の方がはるかに役立つ。 今日時間があったら大工さんに話を聞いてみてはいかがでしょうか?

 

人間関係の距離音痴になっていないか?

今でもそうなのだが、私は方向音痴な部分がある。 とくに東京の知らない駅に降りた時は自分がどう立っているか?分からなくなる。 “徒歩5分” と書いてある会社に20分以上かかることもよくあるのだ。 最近ではスマホの機能が向上したので非常に助かる。 “○○音痴” と言うのはいろいろある。 運動音痴な人もいれば味覚音痴の人もいるだろう。 こういった欠点は欠点ではないと思っている。 むしろ 《この人にはこんな弱点があるんだな》 と人間味を感じるものなのだ。 しかし、あまり魅力的ではないのは人間関係の距離音痴。 人間関係の距離音痴とは “いきなり友達のように馴れ馴れしく迫ってくる人” もしくは “いつまでたっても他人行儀でよそよそしい人” のことを言う。 前者の方は最初は戸惑うが、比較的に仲良くなる事もある。 しかし、後者のタイプの人とは仲良くなる事はない。 バカ丁寧な言葉で対応されるとこちらも距離を取らざるを得ない。 いきなり肩を組みながら話かれられるのも困るが、それ以上にずっとバカ丁寧な言葉遣いをされるのも嫌なもの。 やはり適度に距離を縮めて欲しいものだ。 相手との距離感は意識していればだんだんと改善されるもの。 関係の距離を意識しながらコミュニケーションをとるようにしましょう。

 

会話は先回りしてはいけない

以前から 「先回りすることがいい」 と言った話を何度かしている。 上司への報告もそうだし、お客様への 「今度こういったことがありますから、○○を用意しておいてください」 と言った先回りの電話は非常に効果的になる。 しかし、あまりおススメしない先回りもある。 それは “会話での先回り” ということ。 話をしていて 「それって○○じゃないですか!」 とオチを先に言う人がいる。 話が弾む場合もあるが、 《それ先に言うなよ・・・》 と思っている場合もあるのだ。 これはせっかちな人がやってしまいがちなこと。 実は私もこの欠点を持っていて、娘の話対して 「それって○○だろう」 と先回りしてしまう。 先まわりされた娘はムッときて 「もう、パパしゃべらないで」 と怒られる。 他のことは先回りがいいが会話はしない方がいい。 私も日々注意するようにしています。

 

調子のいい営業マンが突然スランプに陥る理由

今月、来月と仕事のご依頼を多く頂いている。 本当にありがたいこと。 今のお客様に対してアポ訪問や電話ではほぼアプローチできない。 多くの営業マンの方、そして会社までも 「営業レターをマスターしておかないとマズい」 と思ってもらっている。 こうして必要とされお役に立てることに心から感謝しなくてはならない。 かつて、研修が毎日のように入ったことがある。 その時は疲れもたまり 《あぁ、研修はもういいからゆっくりしたい》 と自然に考えるようになった。 思考は現実化する。 それから数か月後、研修依頼がぱったりなくなり、ものすごく暇になったのだ。 調子のよかった営業マンが突然スランプに陥る。 そういった姿を何回も見ただろうし、自分自身も経験してきたと思う。 その理由は “商談客ばかりに時間を使い見込み客をフォローしなかったから” ということもある。 しかしそれ以上に影響しているのが考え方。 契約かとれて忙しい時に 《忙しすぎるよ。もう勘弁してほしい・・・》 などと思っていなかっただろうか。 こうしたことが数か月後に現実して 《少し前まであんなに調子がよかったのに・・・》 ということになるのだ。 忙しい時こそお客様に感謝する。 感謝すればいい状態は長く継続するものです。

 

待つ理由が分からないからイライラする

飛行機に乗っていた時のこと。 時間通りに乗り込んだのはいいもののなかなか出発しない。 10分、20分と時間が過ぎていく。 私も含め周りの人もイライラし始める。 そこへ機長から 「東京周辺の天候がすぐれず、滑走路が込み合っているとの連絡がありました。もう少しお待ちください」 とアナウンスがあった。 いったいどのくらい待つのかは言わなかったが、原因が分かると安心するもの。 イライラもスッとおさまったのだ。 人は原因も分からず待たされるとストレスがたまる。 待たされる状況が変わらなくとも、理由を知ることで気分的にはずいぶんとよくなるもの。 あるお客様とのこと。 そのお客様の現場は上棟してから次の大工さんが入るのに間が空いた。 私は現場監督さんから聞いていたのだが、お客様に特に伝えなかった。 お客様は上棟後、楽しみに見に行っていた。 しかし、いつになっても大工さんが入らない。 さすがに1週間経ち、限界に達したのだろう。 いきなり電話してきて 「いい加減にしろ!いつになったら工事が進むんだ」 と怒られてしまったのだ。 状況は変わらなかったとしても 「上棟後の一週間は大工さんは入りません」 と伝えるだけでもだいぶ違っただろう。 さらに 「○○さんの現場は一番人気の大工さんを手配していますから」 などと付け加えれば喜んで待っていてくれるだろう。 “お客様を不安にせず、楽しみに待っていてもらう” こういった工夫をするのも営業マンの大事な仕事だと思います。

 

できる人は相手が不安になる前に報告する

昨日のブログにて 「契約さえ取れば関係ない、は通用しない」 と言った話をした。 仕事は一人でするものではない。 お互いにコミュニケーションを取ることが必須になってくるのだ。 私は今、いろいろなジャンルの人たちとお仕事をさせて頂く。 どの業種だとしてしても仕事ができる人は例外なく “気持ちのいいコミュニケーション” を取ってくれるのだ。 たとえば、会社で稟議書を通すために一緒に資料を考えたとする。 稟議を通すには時間がかかる。 でき人は私が 《あの仕事はどうなったかな?》 と不安に思う前に 「今日、常務に探りを入れましたが今のところ順調です。あとは社長が問題なので頑張ります!」 と報告してくれるのだ。 不安になる前の報告。 これはできそうでできないもの。 多くのビジネスマンは実行中の仕事に関して、なしのつぶて。 途中経過が気になってメールをしてもすぐに返事は来ない。 だいぶ遅れて 「今頑張っています!」 というメールが届く。 送れてメールが届くだけならまだいい。 その仕事がどうなったか? も分からないままフェードアウトしていく場合もある。 結果がダメだったとしても 「今回はすみません。またよろしくお願いします」 といったメール1本欲しいものだ。 途中報告、結果報告は基本中の基本のビジネスマナー。 相手が不安になる前に報告するようにしましょう。

 

“契約さえ取れば関係ない”は通用しない

ある後輩のこと。 その後輩はおしゃべりなタイプ。 何でも人に話してくる。 昨日あった出来事、彼女との悩みなど。 《そんなこと俺に言ってどうするんだ?》 と疑問に思うことも話してくる。 時々、うっとうしい時もあったが私は嫌いではなかった。 彼は仕事でも同じ。 店長に対しても 「○○さんなんですが、昼行っても夜行ってもいないんです」 と言ったことから 「中長期のお客様を訪問してもいい事ないのですが・・・」 と半分愚痴のような報告をよくしていた。 店長からよく怒られていたが、好かれていたのだ。 一方、もう一人の後輩は逆のタイプ。 口数が少なく、多くを語らない。 仕事に関しても必要最小限しか報告してこなかった。 時々 「○○さんの商談はどうなっている?」 と質問しても 「まあ、順調ですよ」 とそっけなく答えるだけ。 成績も性格も悪い奴ではなかったが、みんなからは敬遠されていたのだ。 結局、前者の後輩は仲間と馴染み、後者の仲間はいつまでも浮いている存在だった。 次第に孤立し会社を去って行った。 チームワークの良さは自分の力以上のものを発揮させてくれる。 《契約さえ取れば関係ない》 と言う態度を取るのではなく、積極的に仲間とコミュニケーションを取るようにしましょう。

 

いち早く調子を取り戻す一番の方法

過去のソフトボールの試合でのこと。 一打席目はいい当たりのレフトライナー。 二打席目はまあまあいい当たりのショートゴロ。 いずれも芯をとらえたものの結果には結びつかなかった。 そして三打席目。 土間真ん中の絶好球を完全に力み、ポップフライを打ち上げてしまった。 それからスランプになりしばらくヒットが打てなくなったのだ。 一本でもヒット、もしくはランナーとして塁に出ていれば気分は違っただろう。 心のどこかで 《大きなあたりを打って、今までの分を取り返そう》 そう思ったことがスランプに陥った原因になった。 その経験をしてから、ヒットが出ない時には大振りしないようにした。 基本中の基本、 “ヒッチャーの足元を狙うセンター前ヒット” を打つように心がけた。 その結果、調子を早く取り戻せるようになった。 営業マン時代のこと。 いいところまで行って敗戦することがあった。 商談をたくさん抱えていると 《今月は2〜3棟いけるのでは?》 と取らぬ狸の皮算用を始める。 結局、ゼロで終わったりする。 こういった時は 《ドカンと契約をたくさん取って爆発したい》 などと思うもの。 こうして無理をするようになりスランプになるのだ。 自分の思うようにならなかったときこそ基本にかえる。 それが早く調子を取り戻す一番の方法です。